2025年10月6日、自由民主党の新総裁に就任した高市早苗氏が、党および閣僚人事で「過去最多の女性起用」を検討していることが明らかになりました。女性総裁として初めて党を率いる高市氏は、「まわりが驚く人事をしたい」と意欲を見せています。
これまでの自民党政権では、女性閣僚の数は限定的でした。しかし今回、高市新総裁は党役員・閣僚を合わせた女性の登用数を過去最多にする方針を打ち出しており、政治の刷新と多様性の象徴として注目を集めています。
高市新総裁、女性登用を積極検討｜「まわりが驚く人事をしたい」
FNNの報道によると、高市氏は現在、党の政務調査会長や選挙対策委員長などの重要ポストに女性を登用する方向で最終調整に入っています。これにより、安倍政権時代の「女性閣僚5人」を超える可能性もあると見られています。
関係者の話では、上川陽子前外相や有村治子元少子化担当相など、実績のある女性議員の名前が浮上。党の顔となる役職に女性を積極的に配置することで、国民への“刷新感”を打ち出したい狙いがあるようです。
麻生派からも要職起用へ｜鈴木俊一氏や有村治子氏が軸
同日夕方、高市総裁は党執行部人事を固め、幹事長に鈴木俊一前財務相、総務会長に有村治子氏を起用する方針を固めました。さらに、国会対策委員長に梶山弘志氏を据える予定です。
特に有村氏は、参議院での豊富な経験と女性政策の推進実績から、女性リーダーの代表格としても注目されています。高市総裁のもとで、女性リーダーが政権運営の中核を担う構図が現実味を帯びてきました。
専門家も評価「ジェンダー配慮の姿勢は好感」
社会学者の西田亮介教授（日本大学）は次のようにコメントしています。
「初の女性総理誕生は、世界からの評価を受けることはほぼ間違いない。政治分野における女性登用の流れとしても意義深い。」
また、法政大学大学院の白鳥浩教授は次のように述べています。
「単に女性閣僚の数を増やすだけでは意味がないが、ジェンダー配慮の姿勢そのものは高く評価できる。結果で評価される政治を期待したい。」
世論の声｜「女性だからではなく、能力で選んでほしい」
ヤフーニュースのコメント欄でも、多くの国民が関心を寄せています。主な意見としては、
- 「女性起用は良いことだが、能力重視でお願いしたい」
- 「実績のある女性議員をぜひ要職に」
- 「女性だからではなく、結果で評価される政治を見たい」
といった声が多く見られました。
筆者の考察｜日本政治の新しい一歩に期待
今回の高市新総裁の人事方針は、単なる話題づくりではなく、日本政治の構造そのものを変える挑戦だと感じます。女性リーダーの登場は、これまで閉鎖的だった政治の世界に新しい風を吹き込む可能性を秘めています。
私自身も初めての女性総裁誕生に、とても期待しています。 「女性だから」「男性だから」という枠を超え、能力と信念で政治を動かすリーダーが増えることを願っています。
今後の閣僚人事が正式に発表されるのは7日以降と見られます。高市新総裁がどのような布陣で新政権をスタートさせるのか、引き続き注目していきたいと思います。
まとめ
- 高市新総裁は女性登用を過去最多にする方針を検討中
- 有村治子氏や上川陽子氏など実力派女性議員の起用が浮上
- 専門家も「ジェンダー配慮の姿勢は好感」と評価
- 初の女性総裁誕生に国内外から注目が集まる
これまでにない視点と感性を持つ高市新総裁が、日本の政治にどんな変化をもたらすのか。女性リーダーの時代が本格的に始まろうとしています。
