医師が患者の個人情報を自宅で廃棄、カラスが散らかして発覚 医療現場に求められる情報管理の徹底

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愛知県・稲沢市民病院で、医師が入院患者の個人情報を記載した資料を自宅近くのごみ集積場に捨て、カラスがごみを荒らしたことで情報漏えいが発覚したというニュースが話題になっています。

報道によると、この医師は病院向けのリポートを作成するため、無断で患者の個人情報を自宅に持ち帰っていたとのことです。 書類には患者の氏名、生年月日、頭部CT検査画像、性別、患者IDが含まれており、細断せずに「可燃ごみ」として廃棄したことで、カラスによって外部に散乱してしまいました。

院外への個人情報持ち出しは明確な違反

稲沢市民病院は「個人情報を院外に持ち出すこと自体が、個人情報保護法に違反する」と発表。 幸い、患者の治療や生命に影響はなかったものの、医療機関としての信頼を揺るがす重大な過失といえます。

情報漏えいというとサイバー攻撃やハッキングを思い浮かべがちですが、実際には今回のように、職員の不注意や内部管理の甘さによって発生するケースも少なくありません。

ヤフコメでも指摘「医療現場の情報管理が甘い」

ヤフーニュースのコメント欄でも、多くの人がこの問題に反応しています。

  • 「今どき、個人情報がどう悪用されるかわからない。名前が見える書類は必ずシュレッダーしている」
  • 「忙しいのはわかるけど、医療情報は命に関わる。管理は徹底してほしい」
  • 「看護師時代に似たようなケースがあり、医師のずさんな管理で同僚が責任を負わされたことがある」

特に医療情報は、個人情報保護法上の「要配慮個人情報」に分類されます。病歴や検査情報といったデリケートな情報は、 本人の不利益や偏見につながる可能性が高いため、より厳しい取り扱いが義務付けられています。

内部不正・過失を防ぐために必要なこと

このようなトラブルを防ぐためには、単に「注意しましょう」ではなく、システムとしての情報管理体制を整えることが重要です。 例えば、紙の資料をデジタル化して院外持ち出しを禁止する、ログ管理を徹底する、廃棄は専門業者に委託するなどの対応が求められます。

筆者の意見:個人情報の管理はしっかりとしてほしい

私自身も、このニュースを聞いて強く感じたのは、個人情報の管理はどんな業種でも徹底すべきということです。 医療現場のように信頼が命の場所では、なおさら慎重であるべきだと思います。

それにしても、カラスの行動力には驚かされます。 うちの近所でも、屋上の高架水槽のゴムパッキンを持って行かれたりベランダに干した洗濯物を落とされて針金ハンガーだけを持ち去られたりと、 本当に油断なりません。今回も、そんなカラスの“いたずら”が結果的に情報漏えいを発覚させたというのは、皮肉な話ですね。

まとめ:医療機関に限らず「個人情報を守る意識」が問われる時代

今回のケースは、個人情報の取り扱いがいかに重要かを改めて教えてくれました。 紙であってもデータであっても、情報には「命」があり、管理の甘さが信頼を失う原因になります。

医療従事者だけでなく、私たち一人ひとりが情報の扱いを見直すことが、今の時代に必要なマナーだと感じます。


(出典:読売新聞オンライン/ヤフーニュース)

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