高級魚として知られる「タチウオ」が、今、東京湾で驚くほど釣れています。1メートルを超える「ドラゴンサイズ」も続出し、釣り人も飲食店も歓喜。物価高が続く中、まさに“海からの救世主”となっています。
◆ タチウオとは?高級魚なのに庶民の味方
タチウオは銀色に輝く細長い魚で、刺身・天ぷら・塩焼き・南蛮漬けなど、どんな調理法でも美味しい万能魚。脂がのった旬の時期(秋~冬)は特に人気で、漁獲が少ない年には1kgあたり3,000円以上になることもあります。
◆ 東京湾でタチウオが「入れ食い」状態!
2025年10月、神奈川・東京湾周辺では、朝から多くの釣り人が出航。番組が取材した釣り船では「1〜2分で1匹」という爆釣ぶりで、釣り初心者のスタッフも1時間で6匹を釣り上げたそうです。
なかでも注目なのが、全長120cm以上・太さが指5本以上ある「ドラゴン級タチウオ」。釣り人の憧れとされるこのサイズが、今年は多く釣れているといいます。
◆ 豊漁の理由は「黒潮の大蛇行」?
横浜市・忠彦丸の安田剛船長によると、黒潮の流れが変わったことで海水温が上昇し、東京湾のタチウオ漁獲量が増加したとのこと。環境変化によって“タチウオ当たり年”となっているようです。
◆ 飲食店も注目!新鮮タチウオが99円天ぷらに
都内の飲食店「魚十二ケ月」では、オーナー自ら釣った新鮮なタチウオをお客様に提供。今年は豊漁のため、SNSフォロワー限定で「タチウオの天ぷら1人前99円」という破格のサービスもあるようです。
オーナーの増田大補さんはこう話します。
「今年は本当によく釣れていて、高級魚でありながら消費者にもお店にも嬉しい魚です。お刺身、天ぷら、塩焼き…どれも絶品ですよ」
◆ タチウオは“捨てるところがない魚”
ヤフーコメント欄でも「タチウオは釣っても食べても楽しい魚」と好評。中骨は骨せんべいに、身は南蛮漬けや団子にと、余すところなく食べられる点も魅力です。
フードジャーナリストの山路力也さんは「海水温の上昇が魚の生態に影響を与えており、豊漁・不漁どちらにも作用している。今後も環境変化に注視すべき」と指摘。良い影響と悪い影響が共存しているようです。
◆ 私の感想:久しぶりに食べたい“塩焼きの香り”
私自身、しばらくタチウオを食べていませんが、子どもの頃、父が釣ってきたタチウオを塩焼きで食べた記憶があります。皮がパリッと香ばしく、脂の旨みが口いっぱいに広がる味は、今でも忘れられません。
最近はスーパーで見かけることも少なくなりましたが、今年の豊漁なら、またあの味に出会えるかもしれません。今こそタチウオを食卓に!
そして、東京だけでなく、私の住んでいる広島県でもタチウオが安く食べられるのか、ちょっと期待しています。 瀬戸内海でも豊漁の波が来たら、地域の食卓ももっと賑やかになりそうです。
◆ まとめ:タチウオブームで食卓も明るく
- 東京湾でタチウオが入れ食い状態
- 1m超えの「ドラゴンサイズ」も続出
- 黒潮の流れや海水温の変化が好影響
- 飲食店でもお得なサービスが登場
- 全国的な豊漁にも期待!
高級魚でありながら、今がチャンスの「タチウオ」。釣りに出かけるのもよし、スーパーで買って家庭料理にするのもおすすめです。物価高の今、旬の味覚で少し贅沢な気分を味わってみたいです。