東京の秋を象徴する定番スポット「神宮外苑のイチョウ並木」。
11月の3連休には“黄金ロード”とも呼ばれる幻想的な景色を一目見ようと、例年以上に多くの観光客が訪れました。
しかしその裏で、車道に飛び出して写真撮影を行う危険行為が相次ぎ、警察が注意にあたる騒ぎへ。
ライトアップで美しさが増す一方、「危険撮影」問題が深刻化しています。
本記事では、
- なぜ車道で危険撮影が増えているのか
- 観光客・専門家が語る“心理的背景”
- 東京都の対策
- 安全に美しい写真を撮る代替スポット
- SNS映えと安全を両立する方法
を分かりやすくまとめます。
■ 神宮外苑イチョウ並木とは?
東京・秋の絶景として国内外から人気を集める有名スポット。
約300メートルの区間に146本のイチョウが立ち並び、黄金色に染まる様子から「黄金ロード」とも呼ばれています。
特に外国人観光客が増え、例年を上回る混雑となりました。
■ 車道での危険撮影が急増|「人が多いから車道で撮るしかない」?
テレビ朝日の報道によると、連休中の神宮外苑では次のような行為が多発しました。
- バイクを車道中央に止めて記念撮影
- 歩道から車道に出て並木を背景に撮影
- クラクションを鳴らされてもどかない歩行者
- 警察の注意後、警察車両が去ると再び撮影を再開
実際に注意された女性は、
「歩道だと人が多くて撮れない」
「危ないとは分かっているが、いい写真を撮りたい」
と話し、撮影目的の“強い動機”がリスク判断を鈍らせていることが分かります。
■ 専門家が解説|「同調行動」「短期的報酬」が危険行為を生む
筑波大学・原田隆之教授は、今回の問題を次のように心理学的に分析しています。
● ① 同調行動
他人が車道で写真を撮っていると、
「自分もやっても大丈夫だろう」
と抑制が弱まりやすい。
● ② 目標焦点化
良い写真を撮りたいという“短期的報酬”に意識が集中し、安全確認が甘くなる。
● ③ 非日常感
ライトアップや混雑により、日常のルール意識が緩む傾向がある。
つまり、この問題は「外国人のマナー」ではなく、
観光地に訪れた誰にでも起こり得る心理的現象という点がポイントです。
■ 東京都の対応|午後1時〜9時は車両通行止めに
東京都は安全確保のため、
- 警備員の増員
- 午後1時〜9時の車両通行止め
などの措置をとっています。
しかし、通行止め以外の時間帯に危険撮影が続発しており、現場は混乱が続いています。
■ 「同じ構図を撮れる場所」都が代替スポットを提案
都の担当者は次のようにコメントしています。
「東京駅周辺なら、歩道からでもイチョウが両脇に映る構図が撮れます」
▼ オススメ代替スポット
- 東京駅・行幸通り
- 明治神宮外苑の別エリア
- 皇居周辺の並木道
これらの場所は安全かつ映える写真が撮れるため、混雑を避けたい方にも人気です。
■ SNS映えと安全を両立するための撮影ポイント
安全に、かつ美しい紅葉写真を撮るための工夫はこちら。
◎ ① 早朝の時間帯を狙う
人が少なく歩道だけで十分撮影可能。
◎ ② 望遠レンズやポートレート機能の活用
距離を保ちながら背景の並木を綺麗にぼかせる。
◎ ③ 脇道やサブエリアを探す
外苑周辺にはイチョウ並木が点在しており、穴場スポットも多い。
◎ ④ 通行止め時間をチェック
安全に楽しむためには、公式の交通規制情報を確認することが重要です。
■ まとめ|美しさを楽しむためにも「安全第一」を
神宮外苑のイチョウ並木は、東京が誇る秋の絶景。
だからこそ、「SNS映え」よりも 自分自身の安全・他者への配慮 が欠かせません。
歩道からでも工夫次第で十分美しい写真は撮れます。
現場で働く方々やドライバー、周囲の人の安全を守るためにも、
ルールを守って紅葉を楽しみましょう。
出典元 : テレビ朝日系(ANN)「神宮外苑イチョウ並木の紅葉に観光客殺到 車道での危険な撮影相次ぎ混乱」
(2025年11月25日放送/Yahoo!ニュース掲載)


