なぜ今「鶏すき鍋」が人気?若者が老舗に殺到する3つの理由|安くてヘルシーで満足度が高い“冬の主役鍋”に

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いま、牛肉ではなく“鶏肉”を主役にした 「鶏すき鍋」 が全国的に人気を集めています。 明治創業の老舗に若者が押し寄せ、チェーン店でも関連メニューが好調。 なぜ今「鶏すき鍋」がここまで注目されているのでしょうか。

この記事では、TBS『THE TIME,』の特集内容をもとに、人気の理由や専門店のこだわり、市場背景まで徹底解説します。


■ 鶏すき鍋とは?ヘルシー&旨味たっぷりの新定番鍋

牛肉のすき焼きの“鶏バージョン”である「鶏すき鍋」。 白菜・玉ねぎなどの野菜と鶏肉を、甘辛い割り下で煮込んで楽しむ料理です。

客の声は以下の通り:

  • 「いくら食べても罪悪感がない」(30代女性)
  • 「旨みがすごい。牛すきに戻れないかも」(30代男性)

特に鶏肉は脂が少なく、煮込むほど旨みが出るため、満足度が高いのにヘルシーという点が支持されています。


■ 若者に大人気!「鶏すき鍋」ブームを牽引する名店たち

● 茅ヶ崎『SaCURA』 ― 天草大王×備長炭の香ばしさが圧倒的人気

熊本県産地鶏「天草大王」を炙って使う専門店『SaCURA』は、鶏すき鍋が大看板メニュー。 皮目を備長炭で炙ることで、香ばしさと旨みが引き立ち、多くの客がリピーターに。

さらに注目されているのが 〆の“とろ〜り親子丼”。 鶏と野菜の旨みが溶けたスープにトラピストバターと卵を加えた贅沢仕様で、満足度が非常に高いと評判です。


● 明治30年創業『ぼたん』(神田)― 創業以来初の“若者殺到”

老舗中の老舗『ぼたん』にも、大学生などの若い世代が多数来店。 「歴史ある店で鶏すきを食べる」という体験価値が、特にZ世代の支持を集めています。

特徴は以下の通り:

  • 毎朝丸鶏を捌く、超新鮮な「錦爽鶏」
  • 備長炭×鉄鍋という創業以来のスタイル
  • 部位ごとの食感が違い、飽きない
  • 〆の親子丼が絶品

価格は1人前9000円と高級ですが、「上品で美味しい」「特別な体験」との声が多く、満足度は非常に高いようです。


■ 大戸屋・宮本むなし・塚田農場など大手も続々参入

鶏すきブームは専門店だけではありません。

  • 塚田農場:赤ワインを隠し味にした「国産若鶏の鳥すき」
  • 大戸屋:甘辛タレで煮込む「月見鶏すき焼き重」
  • 宮本むなし:1000円以下の「鶏すき焼き定食」

「牛すきより170円安い」など、物価高の中でも手を出しやすい価格帯が支持の理由です。


■ 鶏すき人気の決定打「鶏すき専用タレ」の登場

京都の老舗『丹波山本亀岡本店』が販売する 「鶏すきのたれ」 は、2種類の醤油をブレンドした“生”の割り下。 出汁を使わず、鶏肉そのものの旨みを引き出す設計になっています。

一般的なすき焼きのタレより甘さ控えめで、鶏肉・野菜との相性が抜群。 家庭でも簡単に本格的な鶏すきを楽しめることから人気が広がっています。


■ なぜ今「鶏すき鍋」がブームなのか?3つの理由

① 食材高騰の中、鶏肉は価格が安定している

牛肉は輸入価格の変動が大きい一方、鶏肉は安定しているため、飲食店も採算を取りやすい。

② ヘルシー志向の高まりで“罪悪感がない鍋”として人気

脂が少なく、旨みが強い鶏肉は若者からファミリー層まで幅広く支持されています。

③ 店側も高収益を出しやすい“新ビジネスモデル”

「〆の親子丼」のように原価が低く満足度が高い商品を提供できるため、利益率が向上。 老舗からチェーン店まで導入が増えているのは、この構造が理由といえます。


■ まとめ|鶏すき鍋は“冬の主役鍋”へ。家庭でも人気拡大の兆し

リーズナブルでヘルシー、それでいて満足度が高い「鶏すき鍋」。 老舗の伝統製法と、若者の新しい食トレンドが融合し、2025年冬の主役鍋になりつつあります。

家庭用タレの登場により、今後は自宅で楽しむ人も増え、さらにブームが加速することが予想されます。

寒い季節、ぜひ一度“鶏の旨みが際立つ”鶏すき鍋を味わってみてはいかがでしょうか。


出典:THE TIME,(2025年11月26日放送)/TBS NEWS DIG Powered by JNN