インフルエンザ流行期に欠かせない「加湿器」。正しい湿度設定・置き場所・水の種類など、専門医の知見をもとに、感染リスクを下げる加湿のポイントを徹底解説します
冬になると空気が乾燥し、インフルエンザウイルスが活発になりやすくなります。今年も警報レベルの流行が続いており、私たちの身近な感染対策がより重要となっています。
実は 適切な湿度管理は、手洗い・マスク・換気と同じくらい重要な感染予防策。
この記事では、呼吸器内科医・倉原優先生の知見をもとに、加湿器の正しい使用法をわかりやすく解説します。
私自身も昨年から加湿器を使用していますが、乾燥からくる喉の痛みが軽減され、体調管理に大きく役立っていると感じています。今年も出来る限りの予防策をとり、インフルエンザにかからないようにしたいところです。
インフルエンザ予防に湿度が重要な理由
インフルエンザウイルスは「乾燥した環境」に強いという特徴があります。
●湿度20%前後ではウイルスが長生きする
湿度が約20%という乾燥状態では、
6時間後でもウイルスの約3分の2が生き残る とされています。
●湿度50%に上げるだけでウイルスは激減
一方、湿度を約50%に保つと…
生存率はわずか約4%にまで低下。
つまり、
室内湿度を50〜60%に保つことは、インフルエンザ対策として非常に効果的
ということです。
加湿器の水は「水道水」が正解
加湿器のタンクに入れる水は、水道水が推奨されています。
●水道水に含まれる塩素が菌の増殖を抑える
ミネラルウォーターや浄水は一見キレイに感じますが、
塩素が含まれていないため、菌やカビが増えやすいデメリットがあります。
その点、水道水には微量の塩素が含まれており、
タンク内での雑菌繁殖を抑える効果があるため安全性が高いのです。
加湿器の置き場所は「高さ」と「位置」が重要
加湿器はただ置けばいいわけではありません。
効率よく加湿するためには、次のポイントを押さえておきましょう。
●床から30cm以上、理想は70〜100cm
床に直置きしてしまうと蒸気が広がりにくく、加湿効率が悪くなります。
●部屋の中央付近に置く
壁際に置くと加湿ムラができ、部屋全体を適切な湿度に保てなくなります。
●エアコンの風をうまく活用
エアコンと併用している場合は、
吹き出し口の下に置くと湿気が部屋中に拡散しやすく効果UP。
就寝中は加湿しすぎに注意
「寝ている間は乾燥するから」と、
一晩中加湿器を付けっぱなしにしていませんか?
実はこれ、
室内環境によっては逆効果になることもあります。
●窓や壁が結露してカビの原因になる
●湿度が上がりすぎるとダニが繁殖しやすい
●寝具が湿気で重くなる
こうしたトラブルを避けるためには、
湿度計を見ながら50〜60%をキープするのが理想です。
基本の感染対策と湿度管理を組み合わせよう
インフルエンザ流行期の対策は、
- 手洗い
- うがい
- マスク
- 換気
- 加湿(湿度50〜60%)
を組み合わせることが最も効果的です。
特に乾燥する冬は加湿が欠かせません。
適切に加湿器を運用するだけで、家庭や職場での感染リスクを大きく下げることができます。
まとめ:正しい加湿でインフルエンザに負けない環境づくりを
- 湿度50〜60%でウイルスの生存率が激減
- 加湿器には水道水を使用
- 置き場所は床から30cm以上、高さ70〜100cmが理想
- 就寝中の過加湿には注意
- 基本の感染対策+湿度管理が最強の組み合わせ
私自身、加湿器を使い始めてから喉の乾燥が軽減し、体調管理がしやすくなりました。
しっかり対策して、この冬を元気に乗り越えていきましょう。


