12月15日は、2025年最後の年金支給日でした。
駅に隣接するATMには朝から行列ができ、年金を引き出したその場で現金を小分けにする高齢者の姿も多く見られました。
今回の支給日では、**支給額が「少し増えた」**という声がある一方、
終わりの見えない物価高が家計を直撃している現実も浮き彫りになっています。
年金支給額が増えた理由|税制改正による「還付」
今回、年金支給額が増えた背景には、2025年度の税制改正があります。
所得税の基礎控除見直しで「払いすぎた税金」が戻る
- 年金から源泉徴収されていた所得税
- その一部が「還付」という形で戻ってきた
実際に、
「1万円くらい戻ってきた。12月だから助かる」
といった声もあり、年末の家計にとってはありがたい変化であることは確かです。
それでも厳しい…年金生活を直撃する物価高
一方で、年金額そのものが少ない世帯では、状況は深刻です。
年金月10万円…食費は月3万円
- 家賃・光熱費を支払うと、食費は月約3万円
- 野菜は高くて買えず、野菜ジュースで代用
- 「白菜一切れ85円でも高い」と感じる現実
「おせち料理は高すぎて、とても手が出ない」という声も多く、
年末年始の楽しみさえ削られる生活が続いています。
激安スーパーでも「野菜が買えない」現状
物価高の強い味方であるはずの激安スーパー。
それでも、
- キャベツ1玉130円
- 長ネギ3本300円
という価格に、
「何種類も買うと1000円を超えてしまう」
と、購入を諦める高齢者も少なくありません。
生活防衛の工夫① 畑を借りて野菜作り
そんな中、自ら工夫して生活を守る人もいます。
年6200円で畑を借り、家計の足しに
- 大根・ニンジン・長ネギ・カブを自家栽培
- 鍋やおでんに使える冬野菜を中心に収穫
「大根1本200円と考えたら、これだけで十分元が取れる」
年金生活でも“自給”という選択肢が、家計を支えています。
年金支給日のささやかなぜいたく「635円の弁当」
節約を続ける中でも、
2カ月に1度の年金支給日だけは特別という人も。
「年金支給日しか食べられない」
購入したのは、
天ぷらとカキフライ付きのカキ飯重(635円)
「普段は納豆ご飯と卵。でも今日はごちそう」
この635円のお弁当が“ぜいたく”と感じられる現実は、
年金生活の厳しさを象徴しています。
おせちは「セット」ではなく「食べたいものだけ」
今年のお正月は、
- 伊達巻
- 黒豆
- 昆布巻き
など、必要なものだけを選んで購入する予定。
「豪華なおせちセットは無理。食べたいものだけでいい」
無理をしない選択が、今の年金世代の現実です。
ネットの声|年金世代は「得」なのか?
この記事には、ネット上でさまざまな意見が寄せられています。
共感の声
- 「年金だけでは本当に厳しい」
- 「若い頃からお金の教育が必要」
厳しい意見
- 「今の高齢者は、支払った以上にもらっている世代」
- 「現役時代の準備不足では?」
**年金制度の“世代間格差”**を巡る議論は、今後さらに強まりそうです。
まとめ|年金支給額が増えても、生活は楽にならない
- 税制改正で一時的に支給額が増えても
- 物価高がそれ以上に家計を圧迫
- 「635円の弁当」が特別なぜいたくになる現実
今回の年金支給日は、
日本の年金制度と老後生活の厳しさを改めて考えさせる一日となりました。
これからの社会に必要なのは、
- 年金制度の持続性
- 現役世代への正しい金融教育
- 高齢者が安心して暮らせる物価対策
ではないでしょうか。
※出典元:FNNプライムオンライン


