CoCo壱 値上げで客離れ? トッピングが高いのになぜ最高益なのか

未分類

CoCo壱で起きた「値上げ」と「客離れ」

カレーチェーンのCoCo壱番屋(通称ココイチ)は、近年たびたび値上げを行ってきました。
その結果、一部では「高すぎる」「気軽に行けなくなった」と感じる声があり、客数は減少傾向にあります。

しかし実際の決算を見ると、最高益を更新するほどの業績を出しているのです。
一見「値上げ=失敗」のように思えますが、ここには飲食店経営に役立つ大きなヒントが隠れています。

ちなみに私自身もCoCo壱のカレーは好きで近くにお店もあるので時々行きますが、毎回トッピングを追加してしまいます。
そのため「カレーだけど、気づけば結構いいお値段になっているな」と感じていました。
こうした実体験からも、値上げによる単価アップが数字に表れているのだと思います。

値上げで客離れしても利益が増える理由

CoCo壱が値上げ後も最高益を出せた背景には、以下の要因が考えられます。

  • 固定ファンの存在
    「多少高くてもココイチのカレーが食べたい」という層がしっかり残っている。
  • トッピング戦略
    価格が高い分、客単価が上がりやすい仕組みができている。
  • ブランド力
    「カレーといえばココイチ」という認知が強く、多少の値上げではブランド離れが起きにくい。

結果として、客数が減っても利益は伸びるという逆転現象が起きています。

他の飲食店が学べる3つの教訓

1. 値上げは必ずしも悪ではない

飲食店は原材料や人件費の高騰で「値上げ=客離れが怖い」と考えがちです。
しかし、適切な値上げとファンの維持ができれば、利益を守ることが可能だとCoCo壱は示しています。

2. ブランド力を育てることが先決

「ここじゃなきゃダメ」と思わせるブランド力があれば、多少の値上げでも支持されます。
日々の接客や味の安定性が、値上げ耐性を高めるカギです。

3. 値上げは“段階的”に

一気に上げすぎると客離れが加速します。CoCo壱のように段階的に値上げし、客単価を少しずつ調整するのが現実的です。

まとめ:値上げは「戦略」次第でチャンスになる

CoCo壱の事例は、飲食店にとって「値上げは必ずしも失敗ではない」ということを教えてくれます。
むしろ、ブランド力やファンの維持、価格戦略を工夫すれば、客数減少より利益アップが勝る可能性があるのです。

飲食業界に限らず、あらゆるビジネスにおいて「値上げ=悪」という固定観念を見直すタイミングなのかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました