白い体操服が「当たり前」だった時代が、少しずつ変わりつつあります。
広島県内を中心に、女子生徒の“下着の透け”への配慮から、紺色の体操服を導入する学校が増えています。
生徒たちからは「安心して体育の授業を受けられる」と好評の声も。
この記事では、なぜ今“紺の体操服”が注目されているのか、その背景と教育現場の動きを解説します。
なぜ「白」から「紺」へ?背景にあるのは“透け”への配慮
広島市安佐南区の城山北中では、女子生徒の要望を受け、2024年度から紺色の体操服を導入しました。
従来の白い体操服では下着が透けやすく、夏でもジャージを脱げない生徒が多かったといいます。
ある教頭先生は、「熱中症の危険があるほど暑い中でも、下着が透けるのを嫌がって脱がない生徒がいた」と話しています。
また、江田島市の大柿高や広島市中区の舟入高などでも、紺色の半袖体操服を採用する学校が増加。
特に女子生徒からは「透けないし、汗も目立ちにくい」「安心して動ける」との声が多く寄せられています。
専門家も推奨「安心できる服装がスポーツへの意欲を高める」
広島大学大学院の斉藤一彦教授(スポーツ教育学)は、「体育の目的は生涯を通じてスポーツに親しむ力を育てること。
生徒が安心して授業に参加できる服装は、その第一歩」と指摘しています。
体操服の色や素材の改善は、単なるファッションの変化ではなく、生徒の心理的安全を守る“教育環境の改善”でもあります。
保護者からも高評価 男子の「透け」問題も
制服メーカー・菅公学生服による調査では、小中高校生の保護者が気にする点として「下着の透け」は常に上位に挙げられています。
近年では男子生徒の“乳首透け”を気にする声もあり、男女問わず「カラー体操服」が求められる時代に。
紺色は汚れが目立ちにくく、汗ジミも隠せるため、保護者からも「清潔に見える」「洗濯が楽」と支持されています。
一方で「白の方が爽やか」「威圧感がある」との声も
一部の学校では、白の体操服が「学生らしい」「集団で見た時に明るい」として根強い人気を持っています。
また、「カラー体操服は集団で並ぶと圧迫感がある」と懸念する意見も。
しかし、特殊な糸を使って“透けにくい白い体操服”も開発されており、各校で試行錯誤が続いています。
時代に合わせた「制服・体操服改革」が進む
近年は、制服でもスラックスやポロシャツなど、性別や季節に応じた柔軟な選択肢が増えています。
体操服も同様に、“快適で安心できるデザイン”への変化が求められています。
ジャーナリストのなかのかおり氏は「白は透けやすく、汚れも目立つ。
紺色は保護者にも生徒にもメリットが大きい」と述べています。
私自身も、教師による不適切な行為や犯罪の報道が増えている現状を考えると、
「白で透ける服を生徒に着せる」ということ自体に疑問を感じます。
私が学生だった頃も、そうした目で見ていた教師がいたと思うと本当にゾッとします。
だからこそ、このような配慮はとても良い流れだと思います。
若者には、服装のことで悩んだり不安になったりせず、伸び伸びと学生生活を送ってほしいです。
まとめ:生徒が安心して動ける学校へ
白い体操服が象徴だった昭和・平成の学校文化から、
「安心して体育に参加できる服装」を重視する令和の学校文化へ——。
紺色の体操服は、時代に合わせた“新しい常識”として定着しつつあります。
教育現場が生徒の声に耳を傾け、安心して学べる環境を整えることが、これからの学校づくりには欠かせないと思います。


