全国でクマの出没が相次ぎ、学校周辺でも被害が懸念される中、文部科学省と環境省が連名で全国の教育委員会に「クマ対策」を求める通知を出しました。中でも注目を集めているのが、クマが嫌う音として紹介された『空のペットボトル』のパコパコ音です。
この通知は、登下校時の安全確保や通学路の点検、連絡体制の強化を求める内容で、地域の実情に応じた危機管理マニュアルの作成を促しています。
文科省・環境省が示した「クマ対策マニュアル」
通知には、「通学路にクマが出没する恐れがある場合は保護者による送迎や臨時休業、自宅でのオンライン授業も検討する」と明記されています。
さらに、「登下校中に食べ物を持ち歩かない」「足跡を見つけたらすぐ離れる」といった注意点も紹介。携行品としては、「クマ鈴」「自転車のベル」のほかに、クマが嫌うとされる“パコパコ”というペットボトルの音も効果的としています。
この「ペットボトル音」対策は、北海道や東北地方など、クマとの共存が課題となっている地域ではすでに採用されており、今回初めて全国的に周知される形になりました。
しかし効果に疑問の声も…「慣れたら意味がない?」
一方で、SNSやニュースコメント欄では、ペットボトルの音に対して「一時的な効果しかないのでは」「熊鈴も慣れてしまうと逆効果になる」という懸念の声も上がっています。
実際、かつては熊鈴の音が「人間がいる=食べ物がある」と学習され、クマを呼び寄せるようになってしまった例も報告されています。そのため、今後は「音による対策」と「地域での安全体制構築」の両立が重要となりそうです。
広島市でもツキノワグマが捕獲 身近に迫る“野生動物の危険”
私の住む広島市でも、10月29日にツキノワグマが捕獲されるというニュースがありました。現場は安佐南区沼田町。民家の裏のわなに体長約1.5メートルの成獣がかかり、その後、駆除されました。
地元住民によると、「朝からガタガタと物音がして見に行ったら、わなにかかったクマが暴れていた」とのこと。山裾に民家が点在する地域での出来事で、多くの住民が恐怖を感じています。
県によると、今年度(9月末時点)のクマの目撃情報は293件。昨年度より減少しているものの、人里近くに現れるケースが増えており、油断はできません。
クマとどう共存していくか? 地域ぐるみの対策が急務
山林と住宅地の境界が曖昧になり、クマがエサを求めて人里に下りてくるケースは全国的に増えています。ゴミの管理、果樹の放置、そして人の生活圏への侵入経路など、根本的な要因の見直しが必要です。
ペットボトル音のような一時的対策だけでなく、地域ぐるみでの「見回り」や「情報共有」が安全を守るカギになるでしょう。
まとめ:子どもたちを守るためにできること
- 登下校時は一人歩きを避け、複数人で行動する
- クマの足跡やフンを見つけたら、近づかず速やかに離れる
- 食べ物やゴミを持ち歩かない・放置しない
- 空のペットボトルやクマ鈴など、音の出るものを携帯する
- 地域や学校での情報共有を徹底する
自然との共存を考える中で、クマの出没は他人事ではなくなっています。日常の中に「備え」を取り入れることが、子どもたちと地域の命を守る第一歩です。
私の感想
広島でもクマの出没が増えており、本当に他人事ではないと感じます。まさか自分の住む地域でも発生するとは思っていませんでした。ペットボトルの音が本当に効果があるのかは疑問ですが、「何もしないよりは備える」姿勢が大切だと思います。


