TOTOのウォシュレット、累計7000万台を突破!

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トイレットペーパー不足のアメリカで急増した理由と、日本企業が世界で勝てるポイント

TOTOが2025年11月、ウォシュレット(温水洗浄便座)の累計販売台数が7000万台を突破したと発表しました。
国内ではすでに普及したイメージのあるウォシュレットですが、今回はその急成長を支えている 「アメリカ市場での爆発的な需要」 が大きな注目ポイントです。

この記事では、

  • なぜアメリカでウォシュレットが急拡大したのか
  • ウォシュレット普及の歴史
  • 海外で伸び続ける理由
  • 日本企業の強みとしての「TOTOモデル」
    を整理しつつ、ブログ読者に役立つ観点で解説します。

ウォシュレット累計7000万台突破 ‐ 過去最速の伸び

TOTOの発表によると、

  • 6000万台 → 7000万台までの増加にかかった時間はわずか3年3か月
  • 過去の1000万台単位の伸びの中で「最速」

1980年に誕生したウォシュレットは、国内で普及するまで時間がかかった製品ですが、ここ10年でその成長スピードは一気に変わりました。

過去の累計販売の歩み

  • 1000万台達成:発売から18年1か月(1998年)
  • 4000万台 → 5000万台:3年8か月
  • 5000万台 → 6000万台:3年5か月
  • 6000万台 → 7000万台:3年3か月(最速)

背景にはアジア・欧米への普及拡大があり、とくに「アメリカ市場」が大きく成長を押し上げています。


アメリカでウォシュレットが急増した理由

アメリカでは元々、

  • トイレに電源がない
  • 温水便座文化がない
  • 「他人が使ったノズルで洗うのは不潔」という心理
  • プラマー(業者)が必要性を認めない文化
    といった理由から普及が進んでいませんでした。

しかし、コロナ禍による トイレットペーパー不足 が状況を一変させました。

コロナ禍で売上が1.8倍に

2020年度のウォシュレットのアメリカでの販売は、前年の 1.8倍を記録
「紙がないなら洗う」という合理的な選択が一気に広まり、以降も需要は伸び続けています。

TOTOが突破した“電源問題”

ユーザーの声の中には、アメリカの普及が遅れた理由として次のような意見もあります。

  • アメリカの多くのトイレには電源がない
  • 電源工事に数千ドルかかる
  • プラマーの文化の影響で後付けが難しかった

これをTOTOは

「電気工事・設置・商品代すべて込みで約1000ドル」

という破格のキャンペーンで突破。

注文が殺到しすぎて一時受注停止になったという声もあるほどです。


海外でウォシュレットが支持される3つの理由

1|圧倒的な衛生性

日本人にとって「洗うのが当たり前」ですが、海外では使って初めて実感するケースが多いようです。
一度使うと紙だけの生活に戻れないという声は世界中で増えています。

2|水回り全体のブランド力向上

ウォシュレットが入ると、

  • 便器
  • 水栓金具
  • 洗面設備
    など他のTOTO製品も合わせて注目されるため、ブランド認知の“起点”として非常に強力です。

3|インバウンドやホテル体験が普及を後押し

海外旅行で日本のトイレを体験した人が、本国で購入する——
この流れは各国で強まっています。


ウォシュレット普及の歴史:実は国内でも時間がかかった

興味深いのは、日本でも1980年発売当初は普及が進まなかったということ。
理由として専門家は、

  • 生活習慣を変えるハードル
  • 設置コスト
  • 電気工事の必要性
    を挙げています。

1982年の戸川純さんの「おしりだって洗ってほしい」CMで認知は広がりましたが、それでも本格普及までは長い時間がかかりました。


日本企業が世界で勝てる理由を示す「TOTOモデル」

読者コメントの中には、こんな声も見られました。

技術と実用性できちんと勝負する日本企業の姿がもっと見たい。TOTOの成功は他の業界のお手本になる。

ウォシュレットは、日本企業の強みである

  • きめ細かな設計
  • 衛生へのこだわり
  • 水回り技術
    の結晶であり、「日本のものづくりの象徴」と言われることさえあります。

海外市場で成功した例として、今後も他の日本企業が学ぶべき点が大きいと言えるでしょう。


店舗トイレの進化もTOTO・LIXILが牽引

最近では、日本国内の商業施設や飲食店でも

  • トイレのリフォーム
  • 手洗いの自動化
  • ソープ・水・送風が一体となった設備
    など、トイレ空間そのものが進化しています。

利用者からは、

「あまりに綺麗で、ついメーカーや品番まで見てしまう」

といった声も。
トイレの清潔さはお店の印象にも直結するため、TOTOやLIXILの存在感は年々増しています。


まとめ|ウォシュレットは世界の“標準”へ。TOTOの挑戦はまだ続く

ウォシュレット累計7000万台突破は、単なる数字以上の意味を持ちます。

  • 日本の生活文化の輸出
  • アメリカ市場でのブレイク
  • 生活インフラの世界的アップデート
  • 日本企業の技術力の証明

これらが同時に進んでいる大きな転換点です。

トイレは国や文化を問わず必ず必要な設備。
ウォシュレットが世界標準になる未来は、すぐそこまで来ています。

日本企業TOTOの挑戦は、これからも私たちの生活をより快適にしてくれるでしょう。